宙に込めた想い

「じゃー、教室行きますか。」

奈々は、何か悲しげな顔でそう言った。

え……?

どうして、そんな顔したの?

み、見間違いか。

「うん。行こう。」

私たちは、教室へ向かった。

授業中とかも、症状はなく、普通どおり出席することができた。

次は、五時間目。体育。

私たちは、制服からジャージに着替えていた。