「でも、金具があたっていやなんだよー。」



奈々と、大輝にメガネをかけろと言われた。



二人の言う通り。



私は目が悪い。



遠くのものなんて、ぼやけててよく見えない。



隣のクラスの先生の顔なんて、遠くからだったから、よく見えなかった。



逆に、奈々と、大輝は目がいい。



遠くも、近くも、ちゃんと見えて羨ましい。



できるなら、視力を取り戻したいと思っている。



「じゃあさー、隣のクラスに行って先生のこと見てこようよー!」