宙に込めた想い

私が星宙を眺めていたら、大輝の部屋の窓が開き、大輝が、部屋からベランダに出てきた。

ードキン。

「びっくりしたー。うーんとね、体調は、大丈夫だよ。普通に病院から出されたご飯も食べれたし、今のところなにも起きてないよ。」

私が話を終えると、大輝はほっとした顔をして、笑顔を私に向けた。

「良かった。あのな、莉々菜。話があるんだ。ここでいいから、聞いてほしいんだ。」

話?

なんだろう。

しかも、ここで?

なんだろう。