「お姉ちゃんが私に相談なんて、珍しいね。それで相談ってなに?」

今まで、私が、莉々香に相談なんて2,3回くらいしかしたことがなかった。

相談なんて、ほんとに珍しい。

それとは、逆に莉々香は、私になんでも相談してきた。

なんでもだから、あんなことやこんなことまで。

でも、だいたいは恋のことだったけどね。

「あのね、私、好きな人ができたの。」

私が、そう言ったら莉々香はニコニコしていた。

なんでニコニコしているんだろうと思いながら、私は話を続ける。