宙に込めた想い

「じゃー、莉々菜ちゃん。私服に着替えて、ここで待っててね。後で迎えにくるからね。」

すべての器具を取り外した西山さんは、病室を出て行った。

私は、入院していた。
そのため、来ている服は病衣。
病衣から、お母さんが持ってきてくれた私服に着替える。

私は、着替えを済ませ、病衣をきれいにたたんで、ベッドの上に置いた。

ーガラガラガラ。

「莉々菜ちゃん、着替え終わった?」