宙に込めた想い

「これも、うそじゃなかったんだ。」

皆、泣いている。

「それで、お願いなんだが、……。」

「はい……。」

お願いというのは、なんだろう?

「残された4ヶ月、学校で、莉々菜と一緒に、いてほしいんだ。他の友達も、いても大丈夫だ。大輝くんには、症状が出たときに、いち早く駆けつけて、はこんでほしいんだ。」

「分かりました。一緒にいます。」

俺は、おじさんたちと約束をした。