宙に込めた想い

なにか、いやなことでも……?


「ここ、座ります。」

おばさんが、頷いてくれた。

「莉々菜の、余命が知らされたんだ。」

おじさんが、悲しい顔で言った。

……。余命……?

は……?

おじさんは、何を言っているのか分からなかった。