涙が出てしまった。


私たちは、りなの服などの荷物を藤岡先生に渡し、りかのいる待合室に向かった。

ーガラガラガラ。

「お父さん、お母さん……」

りかは、私の顔を見てか、しゃべるのを途中でやめてしまった。


そして、私たちは、また車に乗り、先生に言われたことをりかにすべて話した。