君と…

〜baceball〜

新学期に入り新しいクラスにも

少し慣れてきた。

相変わらず、千紗と学校へ行く日々だ。

教室に入るとみんながおはよーと

声をかけてくれる。

私たちよりおそく来る康太くん。

いつものように席に着き準備をして

康太くんが来るのを待っていた。

しかし、チャイムがなるというの

にまだきていない。

今日は休みか、珍しいな。と思っていたら、

息を切らしてチャイムギリギリで

教室に入ってきた。

「セーフ!」と言うとクラス中が笑った。

「セーフ!じゃないぞー山本。もう少し時間に

余裕を持って来いよ」

「すいませーん」と、太陽のように笑いながら

謝っていた。キュンってしてしまった。