空の下で

ふと目が覚めるも、酸素マスクは酸素チューブに変わっていて、部屋も一般病棟になっていた。


「あ、目覚めた?」


「雪……」


「だいぶ安定してるから、心配しないで。あと、起きたらすぐに検査するように翔に言われてるから、この服着替えててね」


と、ゆっくりベッドから体を起こし、雪に手伝ってもらいながら、服を脱いだ。


ふと、胸の傷が見てる。


鎖骨の少ししたから、胸の真ん中まで、縫合した太い痕と、小さな傷がいくつか見えた。


いつまでの拘束され続けるんだろう…


走りたいよ……全速力で…


ポロポロと涙が出る。


「柚姫!泣かないで!頑張らないと、何も始まらないよ?」


そっと服を上から着せてくれる。


「ね!一緒に頑張ろ?」


そのまま立ち上がる。


少しよろけたけど、足を運動させてあげなきゃ、また動かなくなる…


検査室につくと、ベッドに寝かされた。


「まず、採血するね」


雪にされるのが、一番安心する。