「柚姫!?」


あれ……息出来ない……!?


「ハァッ…ハァッ…ケホッ…………ッハァッハァッ……」


「落ち着け……柚姫……ほらっ吸って……吐いて……」


だんだん脈が速くなってくのが分かる……


突然胸に激痛が……


「イッ……ハァッ」


「柚姫!!周りに誰かいるか?」


「ハァッ……」


コップに水入れっぱなしだ……流さなきゃ…


体言うこと聞かない……


「ウゥッ……イッ…ハァッハァッ……」


息が苦しい……


胸が痛い……


気持ち悪い……


「柚姫っ聞こえるかっ!?!!」


「ン……ッタァッハァッ……」


ガタンと音を立ててコップを落としてしまい、そのまま地面に手がついた。


「柚姫っ!!!!おい!!しっかりしろ!!」


どうしよ……


目の前がスーッと暗くなってく……


早く……助けて………誰か……


「柚姫!!!しっかり!!おいっ!!」


お兄ちゃん…ごめんなさい……