空の下で

目の前が突然グラッと揺れた。


同時に吐き気も出てくる。


早く収まって……


少し、通りから中に入って、電柱の影でしゃがんだ。


早く収まれ収まれ……


すると、雨が降ってきた。


今日は雨じゃなかったのに……。


そして、立ち上がろうとすると、目の前がぼんやりしてる……


うう……吐きそう……


これ絶対不整脈だよね……


なんでこんなに頻繁に出るの……


突然何よ……


なんでなんで……


そう思うと、涙が溢れ出てくる。


「大丈夫ですか??って、こないだのお姉さん!」


ふと顔を上げると、ハンカチを貸してくれた人がいた。


「大丈夫ですか??店入ります?てか、入ってください!風邪ひきますよ?」


「すみません……ならお言葉に甘えて……」


あ、そういえば洗濯したやつこの中に入れたきがする……


「すみません、返すの遅くなって……」


「大丈夫だよ、それより具合悪いの?顔色がそんなに良くないけど……」


「いえ、大丈夫です……」


「そう……なんか、嫌なことでも?」


「まぁ……そうですね……」


「なら、髪の毛切りません?僕一応店で一番なんです」


と、照れくさそうにいう顔が、なんか、翔さんににてる……


「なら、お願いしようかなっ……」


上着を脱ごうとすると、ホルター付けているのを思い出した。


「ん?それホルターだよね?」


「う、あ、はい……」


「心臓悪いの?」


……。