空の下で

「いったん帰るか?また夜家行くわ」


「うん、ありがと」


「車で帰るの?」


「うん、大丈夫」


「ちょっとでも変だと思ったらすぐ車止めなよ?」


「うん、分かってる、ごめんね?迷惑かけて……」


まだ外は明るくなりきってない。


「また夜行くから、なるべく安静にしててな、ぶらぶらする程度ならいいけど」


「うん、分かった」


お兄ちゃんに手を振って、そのまま車を走らせた。


家に着くと、久しぶりに入庫した。


「ただいまー」


って返事したって誰も帰ってこない。


片付いた部屋に電気をつけて、ニュースをみた。


「今日は晴れなんだね」


なんて呟いて、買い物でもしに行こうと思った。


安静にって言われたけど、暇じゃんね……


10時ぐらいまでゴロゴロテレビを見て、そのあとまずスーパーに行った。


今日は肉じゃがを食べようかと具材を買って、エコバックにつめた。


服も買おうかと近くのショッピングモールまで歩いて、ぶらぶら見ていた。


一時ぐらいになってお腹がすいて、小さな喫茶店に入った。


ホットミルクをたのんで、飲んでいた。


全部飲むと、なんか吐き気がして、少し伏せていた。


やっと収まったかなと思い、そのまま喫茶店を出て家に帰っていた。