空の下で

「ちょっとガラス危ないから片づける、だから柚姫ちょっとリビングで休憩してて?」


「ごめん……」


グルグル世界が回ってる……


貧血気味だよね……


何かだんだん気持ち悪くなってきた……


収まれ収まれ……


「ちょっと診てあげよっか?」


「大丈夫……」


「いいや、強制的に診させていただきます」


雪は聴診器を私の体にあてた。


「喘息とかないよね?」


「うん、ないよ」


ん?と言いながら、私の手首を触った。


「脈速いね……体調悪いんじゃない?」


「んー、普通なんだけどなぁ……」


「ならご飯食べてちょっと寝たら?1時間ぐらい寝たらスッキリするんじゃない??」


「そうしようかな……」


立ち上がって台所に行く。


炊けたご飯を器に入れて、親子丼を上からかけて台所に置いた。