40名全員の視線が一斉に扉に向くと、そこには全身を白で纏った美しい女神の姿があった。 そう──…… 彼女こそ天空界で1番美しく、女性を司る神、ヴィーナスだ。 「今日も一段と美しいね!マーガレットの可憐さと君のビロードに波打つその髪が本当に僕の心を揺さぶってくるよ。もう僕の嫁になる気はできたかい?」 「アポロン様、もったいないお言葉ですわ…」 ヴィーナスとアポロンの背景にバラが見えかけたその時、ゼウスが机を叩き、全員静かになった。 会議のはじまりの合図である。