手のひらの恋



「遅いよー」

先生がフレンドリーに話しかける。


「わりぃわりぃ、部活でさ」

「はいはい、えっと‥
蓮見くんの席はそこよ」




彼はきなりの隣に座った。


茶色い髪をつんつんと立てて
ジャージを腰‥いや、
お尻ではいている男の子だった。



(おいおい中学生‥?)

きなりは心の中でつぶやいた。