「はーいよ」


愛子はホットココアを入れた。


「あ‥ありがと」

ホットココアを一気飲みして
きなりの冷えた体も暖まった。


「ちょっと落ち着いた?」


「‥うん。」





ピンポーン



「あ、きた!」


愛子は小走りで玄関に向かった。



「きなりー!」


聴こえてきた声は
愛子じゃなかった。