「彼にご用ですか」 私が彼を目で追う姿をずっと見ていたであろう青年は黒い髪とは対象に真っ白な歯を見せて笑う そして、私の前に1杯のカクテルを置く 「これは僕からのプレゼントです。そうですね。名付けるなら」 「運命の選択」 その、黄色と黒の2色にわかれたカクテルは、まさに光と闇の狭間 青年はなにを見て私にこのカクテルを出したのか。 私1口くちをつけると青年は白い歯を見せた 「彼、呼んできますね」 「ええ、」 青年と話したのはその一言だけだった