それがなんだか不安になった





今まで感情を表に出さなかったAlice




いや、むしろ何も感じていなかったのかもしれない。





それがわたしの強さだった。





その強さが彼らによって崩されかけていた







それは、"今"の私にとってはなってはならないことだった






気づけば窓は真っ黒に染まっていた






「らん!もう暗いから送っていくよ」













「ありがと、」






サクのきれいな笑顔を私は見ることが出来なかった