───────── 深秋真香 side 眩しすぎるくらいの太陽光が降り注ぐ病院の屋上は、まだ今が夏であることを物語っていた まさか、彼女に慰められるなんて思ってもみなかったな。 私が知っている彼女は、残酷なまでに無なただの人形。 でも私の前にいる本当の彼女は、ただの少女でしかなかった。 今まで何を憎み、誰を殺したいと思っていたのかわからなくなった。 むしろ、そう思っていた自分が愚かだったということがしれた。 ポケットからタバコを取り出して火をつける