「なあ、亜李朱、潤じゃなくてよ。俺を選べよ」







紅里 迷斗の唐突な言葉に驚きを隠せなかった








「あなたは私を殺すのでしょう?」







「ああ、俺はお前を殺したいほど愛してる」









紅里 迷斗は私をしっかりと見つめて言った








「あなたは私の兄なんでしょ?」









「血は繋がってねぇ。それに、糞共も死んだ。」










「…………。」












「お前がどうしてもあいつを選ぶなら……」








そう言うと紅里 迷斗は刀を取り出す










「亜李朱、君は俺のものッ!!!!!!!!!」









キーンッ