でも、父を殺すことなんてできなかった。
いくら母を殺したやつだと思っても、僕に優しくしてくれた父もまた父だと思うと心の底から恨むなんて、僕にはできなかった、
行き場のない恨みを晴らすべく、僕は夜の街で暴れたんだ
そこで、DRAGONに出会った。
DRAGONは暖かかった。でも、そのせいで僕は光になってしまいそうだった。
闇の情報屋に戻れなくなるような気がした。
だから、僕は光と闇に境界線を引くためにもう一つの人格を作ったのだ。
それでも、父に戻ってこいと連絡を受けた時には絶望や失踪感が心に残ったが、仕事を始めればそんなものは薄れていった

