僕はいつしか、父よりも腕の立つハッカーに成長していた
母が殺されたのを知ったのはちょうどその頃
母は父が雇った殺し屋に殺されたのだ
僕はその頃は父ではなくその殺し屋を憎んだ
でも、僕がハッカーとして、情報屋として働くようになってからその考えは変わった
情報屋として頼まれた仕事は必ずやる。それは当たり前のことだった。
例えるなら、コンビニのバイトをしているのに誰がレジを打たないやつがいるものかという事だ。
僕の母を殺したのは殺し屋だが、殺し屋もコンビニのバイトと同じようにそれが仕事なのだ。
僕はそれに気づいてから殺し屋の雇い主である父を憎むようになった。

