まさかの、練習台だったとは、 「まあ、あわよくばって気はしてましたけど。そんな隙は全然なくて。 まさか、僕が打ってるって気づいてたなんて。凄いです。 僕は10からこの世界に入りました。 お2人はいつからなんですか?」 無垢な瞳が私たちを捉える 「俺は、12の時だったかな?孤児院抜け出してここにきたんだ!」 「そうなんですか!ぼくと、あまり変わりませんね!」 そうやって、ふたりはきゃっきゃとはしゃぐ 私は…… なんでだったかな?