暗闇のアリス second story [完結]







私はハクの後ろに周り、短いアイスピックの様な針を奴の首筋に添える







「動くなよ、毒が塗ってある。少しでも刺されば死ぬぞ?」







「クッ……」








ハクは顔面蒼白








フフッ







おもしろい











「あんたさ、私の事、何度も殺そうとしたでしょ?

バレてないとでも思ってたの?」








「……すいまッせん。」







ハクは今にも泣き出しそうだ









私よりも5つくらい年上に見える彼は、私の腕の中で子ウサギのようだ








「…………フフッ」







私はスッと針を遠ざける







「冗談よ、こんな大変な時期に仲間を減らすような真似は私はしないわ」













「Alice、趣味悪いぞ」











「フフッ嘘猫は知ってるの?かれ、凄腕のスナイパーよ」








「そーなのか?」