クラッカーにはご用心

「ったく、隗赫鰍掩め。あの減らず口とねじ曲がった根性、絶対叩き直してやる。」


「…まあ頑張り。」



個人的な目的に変わっている気がするが、見ている分には飽きないので蜜穿は訂正はしなかった。



「そーいやあのクレプトマニア、どーなった?きぃーせが忙しゅーしとったようやけど。」



先頃、風俗店から金品を盗んだとして、アルバイトの20代の女を窃盗の容疑で逮捕した。


女の供述によると、店の金庫から数千万の現金とインゴットを盗んだという。



「女の供述とは違い、店からの被害届はインゴットだけで現金が含まれてなかった。」


「もしかせーへんでも、現金は裏金か?」



「ああ。女の数千万あった借金は、店が被害に遭った翌日一括返済されてたし、出所はその店で間違いない。」



盗んだインゴットだけでは返せない額だったのも決め手の一つだ。



「しかも色々なところで着服してたようで、剥嚔石はその裏取りだ。」



被害届が出ている店と女の関連を捜査していた為、掎蹟は忙しかったようだ。



「なんや、きぃーせと相棒やないんやな。」



警察は2人組が基本と蜜穿は思っていたが、どうやら違うらしい。