でも殊犂と出会い、無が有になった気がする。
どんな過去でも、罪まみれでも、
それでも、生きてきて良かったと思える人生でいたい。
そんな考えが浮かぶようになった。
だから、殊犂を好きだと自覚出来たのかもしれない。
探求していた迷宮。
されどその答えは
至極単純なものだった。
「最近バイトはどうなん?また忙しゅうして体調悪なっとらん?」
「……ん…平気」
「大丈夫だ。無理しないよう俺がいるから問題無い。」
「…ならええね。」
自分の思考回路にトリップしていた蜜穿はワンテンポ答えるのが遅れる。
そんな蜜穿を遮った殊犂は得意気に言うが、ノロケになっていることに殊犂だけが気付いていない。
問うた剣も苦笑いなくらいに。
「ちょくちょくな、警察から依頼来んねん。殊犂とは違う課からな。」
ワンクリックなどの詐欺は海外サーバーを経由している為に捜査には時間がかかるが、蜜穿にかかれば赤子の手をひねるように容易く辿り着けるから、警察も頼りにしているようだ。
生真面目で通っている殊犂と同棲しているのも、結果的に蜜穿の信頼度を高めている。
どんな過去でも、罪まみれでも、
それでも、生きてきて良かったと思える人生でいたい。
そんな考えが浮かぶようになった。
だから、殊犂を好きだと自覚出来たのかもしれない。
探求していた迷宮。
されどその答えは
至極単純なものだった。
「最近バイトはどうなん?また忙しゅうして体調悪なっとらん?」
「……ん…平気」
「大丈夫だ。無理しないよう俺がいるから問題無い。」
「…ならええね。」
自分の思考回路にトリップしていた蜜穿はワンテンポ答えるのが遅れる。
そんな蜜穿を遮った殊犂は得意気に言うが、ノロケになっていることに殊犂だけが気付いていない。
問うた剣も苦笑いなくらいに。
「ちょくちょくな、警察から依頼来んねん。殊犂とは違う課からな。」
ワンクリックなどの詐欺は海外サーバーを経由している為に捜査には時間がかかるが、蜜穿にかかれば赤子の手をひねるように容易く辿り着けるから、警察も頼りにしているようだ。
生真面目で通っている殊犂と同棲しているのも、結果的に蜜穿の信頼度を高めている。



