次の日、私は、手袋おばさんの事を聞いてみた。

「あのさ。手袋おばさんの事教えて欲しいんだけど。」

私がそう言うと、羽鳥 和樹(ハトリ カズキ)が教えてくれた。

「手袋おばさんはな、名前の通り手袋を欲しがるんだ。赤いコートを着ていて、髪は短くて、身長も俺達とおんなじぐらいだ。で、手袋頂戴っていってくるんだ。あげたら、何もなんないけど、あげなかったら、自分の手の皮膚を剥がされて、剥がされた皮膚は、手袋おばさんがはめているんだよ。」

私は、それを聞いてゾッとした。

もし、手袋おばさんに会ったらどうしようっておもっていた。

私は、いつ会えるのかを聞いてみた。

「えっとな、5時頃で肌寒くなるときだ。一人で歩いてると現れるらしいぞ。」
っと、和樹が教えてくれた。

会いたくないかもしれないが、会ったら本当に怖いと思った。