おはようございます。白石華月、高校一年生です。
やっと受験が終わって、新しい学校でも慣れてきたところ。
お父さんはねぼすけだから、まだ爆睡(笑)
お母さんとは三年前に離婚して、すっかり私が家事担当。
嫁修行だと思って毎日頑張ってます!
今も朝ごはんを作ってる。早起きにも慣れたものです。
もう七時を回ったところだ。
お父さん起こさなきゃ…
「おとうさーん!もう七時過ぎたよ~!」
「……んー」
お父さんがあいまいな返事をする。
さては、二度寝のパターンだな…?
「お…とうさーーーん!!!!!」
「ひゃおっ!起きます、起きます!」
私が大声を出すと、お父さんが40代らしからぬ声を発する。
ひゃおって… 私でもそんな声出さないよ…
お父さんは天然なところがあるけど、
仕事のことになるとすっかりサラリーマン。
パソコンと向き合う顔は、普段とは違う顔つきになる。
娘が言うのもなんだけど、イケメンなんだよなぁ…
「…華月。」
「は、はい?」
「あんまり見つめられると恥ずかしい…」
…ホント、40代らしからぬ親父だよ、まったく。