イジワル先生とわたし







や、やっと終わった……。

チャイムが鳴り、わたしはすかさず机に突っ伏した。だってとても疲れたもん。

口から魂なるものが抜け出てそう。





「…ユキヤせんせーなんて嫌いだ。」

「へえ。そりゃ光栄だ。」




気を抜いた途端これだ。

昨日がわたしの命日だと思っていたけれど、今日だったのかもしれない。


とても低くてで、でも少し楽しさを孕んだ声の持ち主は意地の悪い悪魔だ。

怖くて顔を上げられない。どうしよう。




「寝言です。」

「なら、寝てから言うことだな。」




寝言作戦は失敗した模様です、班長。


班長は誰かって?

なるちゃんに決まってるだろう!!!



これからの仕打ちを思うと、とてもじゃないけど怖くて顔を上げられない。

もうここは寝たフリを続けるしかない。


わたしの頭脳は小学生のときから何一つ変わっていないみたいだ。


瞼をずっと閉じたままでいると、耳元にかすかな吐息。それがせんせーの物だと分かるのに時間はかからなかった。




「放課後、待ってるからな。」




すごく良い声だった。


吐息はすぐ離れて、ぴしゃんと扉が閉まる音。



待ってるからなって。




「(なんてえっちな響きなんだぁああ!!!)」