それからはテストの度に1位を取った。
ただそれだけで、女からの告白も増えた。
男からの汚い蔑みも。
でも、そんなの関係なかった。
テストで1位を取る度に、何だかんだと理由をつける絵梨に強引にキスをした。
やっぱりその度に、触れるだけで体が熱くなった。
キスだけじゃ足りない。
触れたい。
知りたい。
絵梨を知りたい。
気持ちはどんどん膨らんでいって、キスだけと言いながら、だんだんと行為はエスカレートしていた。
もうすぐ春がやってくるというある日。
キスをしたら、絵梨が泣いた。
さすがにやり過ぎた、と思った。
でも、涙の理由は別だった。
「ただの興味なら、あたしに触れないで」
大学で、友達に言われたと。
中学生くらいの男の子は、興味だけで触ってきたり、ヤったりするんだと。
“女”の体なら、もう知ってる。
知ってるって言ったはずなのに、絵梨はそのこと、頭の中から抜けてたみたいだ。
絵梨だから知りたい。
絵梨のことが、知りたい。
自分で先生だと言っていたのに、今の自分の気持ちが分からないと泣いていた。
だから、センセーと生徒でも、中身はただの女と男だ、って言ってキスした。
止められなかった。
やっぱり俺、絵梨に触れたい。
気がつけば、気持ちが溢れていた。
好きだ、って言ってた。
付き合って欲しい、って初めて言った。
絵梨は驚いた顔をして、戸惑いを隠せてなかったけど、
それでも強引に押し切った。

