キミの隣で恋をおしえて〈コミック版:恋をするならキミ以外〉



安堂くんは本気だ。

前みたいに、看病の時とは違う。

だって簡単に、この手を払えない。


「……やっ……」


本当に、安堂くんはやめてはくれない。

その行為も徐々にエスカレートしはじめて、素肌が見えていた。


「………んっ……!!」


膨らみに初めて感じる、手のひらの感触。

安堂くんの手が触れている。

このまま簡単に触れてしまう。

ヤダ。

やっぱりヤダ…!

こんなのって―――…。


「……………いや…っ……」


声を上げたと同時に、安堂くんの動きが止まった。

ふるふると見上げると、あたしから視線を逸らした冷たい横顔。


「ちょっと、一人にさせて」


吐き捨てるように言った安堂くんが、あたしを置いてリビングから出て行った。


「っ安堂くん…っ」


パタン、とドアが閉まった。

閉まった瞬間に、何かが終わってしまったかのような、言葉にできない不安が背筋を這いあがった。