考えてみれば、まさしくその通りだった。
甘党な安堂くんのため、お菓子の新商品があれば買ってきて、二人でお弁当後のブレイクタイムにしていた。
それに安堂くんも。
「…ん。」
と言って、よくポケットから飴やら何やら取り出して、くれる。
それをいつも「わーい」って両手を挙げて喜んでいた。
(全部この男のせいだ…!)
怒りに目を光らせる。
そんなあたしの横で、から揚げを頬張る安堂くんがぽつりと言った。
「ほんと見てて飽きない人だな」
あたしは安堂くんに宣言して、本気で頑張らないといけない。
あたし達の一夏のアバンチュールのため!
初めての、アバンチュールの、ためっ!!
「安堂くんっ!!!」
お弁当をコンクリート面に叩き置いて、安堂くんを見た。
「は、は、話があるの…っ!!!」
大切な、大切な、話なの…!
あたし達の初めての夏を、左右するくらい大切な!
キョトンとしている安堂くんに、担架を切って、宣言した。

