はるひ「手術の前に浣腸するよ。
お腹空っぽにしておかないとね」


まりあ「イヤ!やっぱり手術やめる!
だから浣腸もしない!」


はるひ「浣腸、苦手だった?」


まりあ「手術しない。
失敗したら死んじゃうから
まだ死にたくないもん」


はるひ「今はじめて手術嫌だって
聞いたんだけど
ずっと前から嫌だったの?
それとも浣腸するって聞いたから
嫌になっちゃったの?」



まりあ「もお、うるさいなぁ」


はるひ「大事な事だからちゃんと答えて!」


まりあ「わかんないよ!」


はるひ「ちゃんと説明できないような
理由だったらこのまま処置続けるからね」



はるひ先生の言い方がちょっと怖くて
泣き出しちゃった


まりあ「なんでそうなるの〰!(大泣き)」





はるひ「じゃあやめる?手術やめるの?」


まりあ「やめる!」


はるひ「本当にそれでいいの?」


まりあ「やめる!!」


はるひ「わかった。
恩田先生が出勤したら
すぐにそう伝えるよ。
でも恩田先生とお話したあとで
まりあちゃんがやっぱり手術する
って言うかもしれないから
浣腸はしておくからね」



まりあ「イヤーだ。イヤーだ(大泣き)」



はるひ「浣腸が嫌なだけなんじゃないの?うっちさん、
まりあちゃんを
押さえててください」


うっち「はい。ちょっと急がないと
間に合わないです」


はるひ「はい。さっさと終わらせようね
じゃあ横向きになって下着とるよ」



うっち「すぐ終わるからじっとしててね」


まりあ「イヤーだっていってるのに!」


はるひ「消毒するからね。
肛門に傷がないか見るよ。
ちょっとだけ指が入るよ」


うっち「お口で呼吸してようか」


はるひ「指入らないから力抜いて。
痛かったら教えてね。
ごめんね」


まりあ「やめて、やだよー(大泣き)」


はるひ「お薬がゆっくり入っていくからね」


まりあ「お腹痛いよー(大泣き)」


はるひ「終わりだよ。
5分我慢してトイレ行こうね。
よしよし。頑張ったね」

まりあ「もう、はるひ先生なんて
大きらいだよ」


ぐすん。