浴室


友「まりあ、後何分くらいででる?
早くシャワー使いたいんだけど」



まりあ「まだ髪洗ってないから、
もう少し時間かかるかも」



友「汗かいてるから待ってらんねぇ。
おまえ湯船浸かってる間に
シャワー浴びちゃうから
こっち見るな。向こう向いてろ!」



友がタオル一枚で、浴室に入ってきた
らしい。



まりあ「何で入ってくるのよ!ばーか!」



友「こっち見るなよ」



まりあ「最低!」








風呂から出てきたまりあは、
友に向かっていきなり突進し
思い切り蹴りをいれた。



友「ぎっ、腰が…」



まりあ「仕返し!」



友「はぁ?なんの仕返しだよ? 
シャワーか?それとも
おねしょをからかわれた仕返しか?
どっちなんだよ」



まりあ「両方に決まってんでしょ?
ほんとムカつく」



そう言って、まりあが再び
友に体当たりしていった。


友「いい加減にしろ!
俺に八つ当たりすんな!」








今度は台所へ行き、
友に向かって食器やコップを投げつけた。



危ないーーー。



どんどん割れて、破片が散乱していく。


蒼介「やめなさい!まりあ!」


僕がまりあを抑えつけなければならない
ほど、まりあはひどい興奮状態にあった。



まりあ「誰もまりあのことわかろうとしてくれない…」



1時間以上、泣き叫び続けた。



まりあ「まりあ、このうちで
ひとりぼっちだよ…」