翌朝7時  まりあの部屋


友「まりあ、朝だぞ。起きろ」


あたしの耳にガンガン鳴ってる
目覚まし時計をくっつけてきた。


鼓膜が破れるぅ。


まりあ「もう、びっくりするから
そうゆう起こし方はやめてくれる?」




あれ??????


あたし、パンツもパジャマも
シーツも濡らしちゃってる…


どうしよう…

おねしょしちゃったぁ…



友くん、気づかないといいんだけど。





友「まりあ、なんか様子がおかしいなぁ?
なにモジモジしてんだよ?まさか…」


友くんの手が、
パジャマとパンツの間に入ってきた。






友『おねしょしてるじゃん!
どうゆうことなんだよ、
5年生でおねしょって…』


そんな言い方しなくても…


友『来月の泊りがけの校外学習の時に
おねしょしても知らないからな…。
恥かいてもいいのか?』


そこまで いじわるしなくても…









友「シャワー浴びて着替えて支度しろ。
シーツも洗濯しとくから」


まりあ「行かない。今日学校行かない」


友「なんで?
平熱だっただろうが。
ずる休みすんな!
ただでさえ勉強遅れがちなのに」


まりあ「あたしは、いくら勉強したって
医者にはなれないもん」


友「あの算数の成績じゃあ
医者は無理なことくらい
こっちもよくわかってる」


まりあ「学校行かない!」


だって、今日だって
2時間目に校外学習の準備の授業が
あるんだもん。
あたしは、友くんが言うように 
おねしょしちゃうかもしれないから
校外学習には行かれない。
なんで行かれないの?って
友達に聞かれるもん、絶対。