蒼介「なんでお尻ペンペンされちゃうのかちゃんと言ってごらん」


まりあ「まりあが蒼兄ちゃんの顔を蹴ってしまいました。
だからまりあにお尻ペンペンしてください」


蒼介「なんでお尻ペンペンされちゃうのかは、しっかり理解してるね。
自分で回数をかぞえなさい」


まりあ「はい↘」




ピシャッ


まりあ「いた〜い! 1回 」


悲鳴。


全然、手加減してくれない↘︎



まりあ「ギャーッ。2回」


激痛。


痛みと恐怖で頭の中が、まっしろ。


まりあ「もう無理、痛いよぉ!(泣) 」



蒼介「ごめんなさいがどうして
言えないんだ?
ちゃんと反省しなさい!(怒)」


ピシャッ



まりあ「7回。
蒼兄ちゃん ごめんなさい。
もう終わりにして(泣) 」



蒼介「駄目。まだ許さない(怒) 」


ピシャッ


まりあ「8回。
でもね、まりあはわざとじゃないんだよ。
偶然 足がぶつかっちゃっただけなんだってば(泣) 」


蒼介「言い訳するなんて、
まだまだ反省が足りないようだな?(怒) 」


ピシャッ


まりあ「10回。
お願いだから、もう許して! 」


10回目で、膝から降ろしてくれた。

これで終わりかな?





蒼介「お兄ちゃんに言うことあるだろ?」



その場に座り込んだ あたしは、


まりあ「ごめんなさいしか言えない」


涙で蒼兄ちゃんの顔が見えないよ。


蒼介「これからは、どうするの?」


まりあ「ちゃんと検査うけます」


蒼介「他には?」


まりあ「お兄ちゃんたちの言うこと ちゃんとききます。
まりあのこと許してください。
ごめんない」


ギャン泣き。


息ができないよ。苦しい。


友「もう いいんじゃない?
許してやれば。
俺、見てたけど たまたま足が当たっただけで わざとじゃないと思うよ」


ちょっと友くん、
そういう事は お尻ペンペンが はじまる前に 言って欲しかったな。


蒼兄ちゃんのお尻ペンペンも痛かったけど、友くんもいじわるだよ。