2階の検査室


まりあ「あれ?
友くん なんで白衣着てないの??」


友「なんでって、
まりあの検査は仕事じゃないから」





友「まりあ、半年くらい前に
体重測定した後やってないよな?」


まりあ「そうだったっけ ↘︎ 」


友「まりあの体調管理は
このタブレットで記録してる
はずだから間違いない」


そう言われると、
点滴の薬を変えるときも
タブレットにバーコードで
入力している所をよく見る。



友「じゃあ この体重計にのって」


まりあの足元に体重計を置いて
くれたんだけど、


まりあ「今日はいい」


友「今日はいいって何?
意味わからない。
体重計にのって
って言ってるんだけど」


まりあ「だからー、今日はいいの」


今日は測りたくないって意味なの!





まりあ「引っ張らないで〜〜!!」


友「測りたくないの?」


まりあ「うん、体重測りたくない。
恥ずかしいから」



もう、友くん。
あたしは女の子なんだから気を使ってよ。



友「いつもお姫様抱っこしてるから、
だいたいわかるんだけどな。
計らないわけにもいかないから
仕方ない先に俺がのってから
まりあを抱っこして
2人分で計算するか?
それならいいだろ?」


まりあ「それならいいよ」


先に体重計にのった友くんに、
前だっこで持ち上げてもらった。



友「なんかこれじゃあ
動物のお医者さんだな(笑)」


まりあ「えへへ」





2人とも同じ笑いのツボに
はまってしまった。
体重計の上でだっこされながら
大爆笑。