蒼介「どうしようかな?
今のうちに解熱剤使おう。
注射するよ」



まりあ「えーっ、いやぁ」



蒼介「それしか方法ないもん。おしりのほっぺに打つからね」



まりあ「おしりは…」



蒼介「腕に打ったら、痛いよ。
クリニックで腕に打った子なんて
ひとりもいないもん」



まりあ「わかったよ↘」



蒼介「左側のおしりのほっぺに打つからね。ほっぺをつまむよ。針が入るとき痛いからね」


まりあ「ぎょーっ、痛い!」


蒼介「はい、薬が入るから
もう一回痛いよ。我慢ね。
手足しびれてない?」


まりあ「うん」


蒼介「おわり。いつもは大泣きなのに
今日はよく頑張ったね。
まりあ?」



蒼介「しこりにならないように
よく揉んでおくからね」






知らないうちに解熱剤の筋肉注射
打たれてた。
あんまりの痛みに失神してたみたい。
気がついたら、おしりに
ばんそこうはられて眠ってた。