神様は、それはと言ってしばらく黙りやがって決心をしたように話しだした。

「悠真は、周りから天才と言われるほど頭がよく冷静な判断ができるから、それと新撰組が好きだから、そして新撰組みたいな奴がお前に必要だと思ったからだ」

なるほどな、新撰組の歴史を変えるのに、

私以上の適任者がなかったわけだ。

『……わかった、やってやる。ただし条件がある』

「条件?」

これは、歴史を買えるのに絶対必要なんだ。

『そうだ、まず治癒能力、そして刀だ』

「刀?そんなもん、江戸行ったら買えるぞ?なのになぜ?」

『おそらく、新撰組にはあまり良い状況で接触できないだろう、そうなった場合早めに刀は持っておきたいのだ』