私の名前は、後藤凪(ごとう なぎ)。
高校1年の16歳。普通の高校生。
髪は、肩につくかつかないかくらいの前下がりのボブで茶色い髪。
顔は、別に可愛くもない普通の顔。
私は、学校が嫌いだし…先生も嫌い。
とにかく学校が大嫌いで仕方ない。
それでも、学校に行くのには理由がある。
私の、幼馴染みの林檎は生まれつき体が弱い。
だから、少しでも激しい運動をすると倒れてしまったりする。
学校では、かなり人気のある幼馴染み。
名前は、斉藤林檎(さいとう りんご)。
私と同い年で、胸元まで綺麗に伸びた黒い髪は、毎日アイロンで綺麗に整えている。
背が小さく、色が白くておまけに顔も整っている。まぁ容姿端麗ってやつだな…
だから、男子から凄く人気がある。
それから、女子からもな…。
性格が、優しくて少し控えめなところもあるけど…すげぇー、イイヤツなんだよな…
だから、両方から凄く人気がある。
と、まぁ林檎のことばっかり語りすぎちった。
そんな、林檎を見届けるために学校に通ってる私。
別に高校なんて行くつもりもなかった。
でも、林檎をひとりで学校になんて行かせられない。だから、猛勉強の末この高校に入学した。
恋もろくにしたこともない。
つか、恋なんてする必要あんのか？！
私には、よく分からない。
恋なんて、必要あるのか？
別に、恋なんてしなくたって生きていけるしなっ！なぁーんて、思ってる私はよく、友達に｢何も分かってない｣と呆れられる。
その気持ちがさらにわからなくて困ってる。