バカの日常




あのあと、近くのファミレスに寄って騒ぎまくり、カラオケに行き、騒ぎまくった。



「あぁ゛疲れたぁ...」


「由樹。声。やばいやばい」


「何が?心葉」


「だから、声がやばい」


「体育祭の練習で叫んで、カラオケでも叫んだからね。もちろん声はガラガラバンザイですよ」


「意味わかんない」


「てへ」



気持ち悪いからやめて、と叩かれた。


本当に私、叩かれすぎて頭でかくなってきた気がするんだけど。

しかもいつも叩くとこが一緒だから絶対一部だけ飛び出てるじゃん



「私の頭が飛びてだら心葉のせいね」


「いや、本当、意味わかんないし」


「ふんっ」


「おい、由樹〜?帰るぞ」


「あ、うん!」




切り替えはやっ、とか後ろの方で聞こえたけど知らない知らない。








帰り道、やっぱり、少し緊張して微妙な距離感を保っている私は

自分の足元を見たり、空見てみたり、カバンをいじってみたりしていたが、そろそろネタ切れだ。



何しよう、会話?レッツトーク?

あぁー...んーーー...



無理☆



だってだって、浩哉が私と目を合わせてくれないし、いつもより、歩くの遅いし



どうしたんだろ

今日の浩哉、少し変だ


いつも変って言ったらそうなんだけど、その変とは少し違う感じの変だ。


つまりは、えーと



説明しにくいけどなんか違う!!!




え、ほんとに何


気になるんだけど



「......ね、え。」


「...あ、ん?」


「...いや、何でもない」


「なんだよそれ」


「いや、なんか、今日は少し、様子が変だなぁって」


「......あぁ、やっぱ分かる?」


「え?う、うん、まぁ」


「実は......」











「足を怪我したぁ!?」


「ちょ声でけぇし、近所迷惑!」


「あ、ごめん...じゃなくて!ほんとに?大丈夫?」


「まぁ、歩くぶんには...」


「嘘つけ。歩くのも痛いんでしょ?だったら早く家に帰らないと」


「いや、由樹の事は送ってく。」


「いや、そんな事言ってる場合じゃ」


「送ってく!!」



そういって、子供のようにそっぽを向く浩哉。

っ...可愛いなぁおい!!
女子のあたしより可愛いじゃん!!



ってこんなことはどうでもいい!!



「でも、体育祭どうすんの?」


「走るけど?」


「走れんの!?」


「まぁ、痛いけど、いけるはず」


「......やっぱ、今から帰った方が」


「嫌だって言ってんだろ?俺は送ってく」


「えぇ...」




んー...足を怪我...か、部活もやってるし、正直早く帰って休んで欲しいけど、



「じゃあ、今日は送ってもらう。でも!!明日は直行で帰ってね!」


「...考えとくわ」


「いや、頷けよ」



歩きながら私たちはそんな会話をしていた。
でも、やっぱり、今日は歩くペースが遅い。


私の家に着くと



「ありがと。家まで帰れる?」


「おう。じゃ、また明日な」


「うん。」



私は浩哉の後ろ姿が見えなくなるまで見ていた。




「...さむ......」



さ、入ろ入ろ。




「ただいま〜」