バカの日常



「はーい、今日はこれで終了だぞー。寄り道せずに帰れよー」



先生の合図とともに私たち3人はカバンを取りに行った。


「もう長いってば!リレーごときになんでそこまで...」

「ごときとか言わない。」

「心葉は真面目だねぇ〜」

「彩葵も真面目だしぃ」

「どこが。いったいどの部分が真面目だっていうんですか。」

「えー全部?」

「ないわ。」

「うん。ないな。」

「うわんー!ひどいー!!」


あはははと笑いながらカバンを取って歩き始めると


「おーい!彩葵!」

「あ、海ー♡お疲れ様ぁ」

「おう♡彩葵もな♡」



会って早々、ハートが飛び交ってんですけど
そのハートうっとうしいんですけど
どうしよう、とりあえず彩葵を殴ればいいの?



「由樹...だいぶダークな顔になってるよ」

「え、顔に出てた?てへぺろ( ̄・ω・ ̄)」

「お前のてへぺろはやる気が全くないな」

「あ、浩哉...練習おつ」

「お疲れ様。つか、なんで最初いなかったんだよ」

「借り物競争の会議があったの...!!めっちゃめんどくさい」

「あ、それはそれは。」

「これもそれもみんな、押し付けてきたクラスメイトのせいだ!!つまりは心葉のせいだ!」

「まって、それはおかしくない?」

「おかしくない!!」


どこもおかしくない。

だって、だってあの時なにか反論の意見を言ってくれたら...あたしは助かったのに...!!



「あはは、由樹ちゃん、去年も大活躍だったから期待されてるんじゃない?」

「悠悟君、期待されてるっていうのは違うんだよ。人任せにしてるんだよ。」

「あ...そうなんだ」


よし!言いくるめた!


「馬鹿か。ていうか悠悟くん。期待じゃないよ、押しつけなんだよそれ」

「押しつけなんて失礼な、ちゃんと期待もしてるよ!」」

「じゃあ心葉変わってよ!」

「なんでそうなった!?」

「なんでも!」

「いや、わからんわ」

「じゃあ分かって!」



自分でも何言ってんだかわからなくなってきた。


「はいはい。ごくろーさんってことで、なんか食いに行こうぜ」

「あ、浩哉のおごり?」

「なわけあるか。俺は由樹になら奢ってもいいぜ」

「え、マジ!?」

「うわ、友達より彼女選んだ」

「えー、じゃあ海は私におごってくれないの?」

「そんなわけないだろ♡何でも奢る♡」



いや、坂野さん。その発言は命取りだよ。
何でもって言ったら彩葵は、何でも言ってくるよ。




『え〜♡なんか彩葵〜このダイヤ欲しぃ〜♡』


『あとぉ、このプラチナもぉ♡』


とか言ってくるから。うん、絶対




「この腹黒めっ」


「...誰に言ってるの〜?ゆ、う、き」


「あ、ごめんなさい」


「ふふふ」




え、こっわ