バカの日常



放課後。

いつものように帰ろうとすると


「由樹ー帰るぞー」

「...え?」



浩哉がさぞ当たり前のように前に立っていた。


「...なにゆえ?」

「は?カレカノだから」

「...あぁそっか。...って!!帰る!?一緒に!?」

「なにその反応...ウケる」


ハハッと笑っている浩哉。


そ、そうか...カレカノだから普通か...一緒に帰るの。

よく彩葵も坂野くんと帰ってるもんね...


あぁ、まだちょっと慣れない...かも。


「ほら、帰るぞ?」

「う、うん!」






帰り道、少し公園で喋ることになった。


まぁ、公園っていうと...あの告白を思い浮かべてしまうわけで...


やばいな...これはからかわれそう...
と心がまえていたら


「あのさ、今度の日曜さ、買い物行かね?」

「え?買い物?」


予想外の言葉に少し動揺してしまった。


それに...

それって...


「で、デート?」

「...そうだけど?」


浩哉が久しぶりに目線を合わせてしゃべらない...ってことは



「浩哉...もしかして、照れてる?」

「は?何言ってんだよ...照れてねぇ」

「え?絶対照れてるでしょ?こっち向いてみなよ〜ほら〜」

「...」

久しぶりにからかえるって思って
少し調子に乗りすぎたかも...

「浩哉、あの...え...?」


浩哉が目の前でにやっと笑った。


「な、にした?」

「え〜?何って...ほっぺちゅー」

「っ!!言うな!!はずかしい!!」

「はずかしいって...何したって聞いたのそっちだろ?」

「そ、そうだけど」



いきなり、こっちむいたから...ビックリしたし...なのに...


「...ば、かやろー...」

「ははっ...ごめんごめん」

「絶対謝る気ないでしょ。」

「うん。」

「はぁ!?」


そんな会話をしながら

笑ってた。


「あ、そろそろ時間だわ」

「なんかあるの?」

「いや?見たいテレビが」

「...あ、歌番トップten?」

「そーそ!あれにYukiちゃんが出るからさぁ」

「あ、出るらしいねー」

「...」

「ん?どうした?」

「...いや、妬いたかなーと。安心しろ。Yukiちゃんはlikeだから。」

「はい!?わ、分かってるよそんなこと!!」

「ふーん??」


そのにやついた顔を今すぐなおせ



「...じゃあ、浩哉のloveは誰なの?」

「はっ?」

「教えてよ」


いつも負けてばかりじゃらしくないからねっ...


浩哉が赤くなった時

小さい声だけど

近くにいたあたしにはちゃんと聞こえた。


「お前に決まってんだろ...」


あたしが自分で仕掛けたことなのに


すごい今顔があつい...


「あぁもう!アホ!はずかしいわ!」

「そ、そっちこそ!あたしだって...はずかしい!」

「お前が聞いたんだろ!俺はちゃんと言ったんだから...由樹も言えよ」

「い、言えない!」

「はぁ!?俺だけに言わせんのかよ...」

「そう!」


なんだよ...と少ししょんぼりしていた。


「...帰るぞ」

「あ、うん。」


なんだろう


やっぱ、


言った方がいい?


でも恥ずかしいじゃん...


「...お前んちついたぞ?大丈夫か?ボーッとしてるけど」

「え?あぁうん!大丈夫!!じゃあまた明日!」

「おお!」



玄関に入ってすぐ

メールを打つ。



To:浩哉

from:由樹

Re:答え


さっきの質問の答えは












浩哉だよ



送ってくれてありがとう(*´罒`*)

おやすみ( *`ω´)