昼休み。
教室でお弁当を彩葵と心葉と食べていると
「ここいいー?」
「あっ海!!いいよいいよぉ♡」
「じゃっ、俺ここな」
「じゃあ、悠悟くんはここでいいよ?」
「ありがとう。心葉ちゃん」
「って、浩哉はあたしの隣なのね」
「なに?嫌なわけ?俺が誰かほかの女子とはなしてもいーの?」
「ぅっ...」
小さく声を漏らし、
はっとした。
「あ、嫌なんだ〜?話して欲しくないよなぁそりゃ」
「う、うるさい!はやく食べなさい!」
「おかんかよ」
もう!最近からかわれてばっかだわ。
いつもからかう側なのに!
「そーいやさ、彩葵たちは何に出んの?体育祭」
「彩葵ね、100メートルリレー!」
「さすが、彩葵♡頑張れよ?」
「もちっ♡」
「へぇ、杉原はリレーか、心葉ちゃんと由樹ちゃんは?」
「えっ、私?私は二人三脚。あとは仕事であんまりできないかなー?」
あ、そっか
心葉、学級委員だから仕事があるのか...
「由樹は?」
浩哉がそう聞いてきて
すこし不貞腐れながら
「...借り物競争......」
「ぷっ...」
「笑うな!」
「いや、だってお前また借り物って...ぷふっ」
「だ、だってクラスの人らが...って、心葉もめんどくさいからってあたしに押し付けたよね!?」
「え?なにそれ?知らないけど」
うわ!この人なに。
知らないふりだよ。
すごい真顔でふりしてんだけど。
「彩葵は応援してるからね♡♡由樹!」
「私も応援するよ!!」
「ありがとう...」
まだ少し不満はあるけど
応援してくれるって言ってるしね...頑張りますか。
お昼がもうすぐで終わる頃
浩哉たちが席やクラスに戻る時だった。
浩哉が
あっそうだ。
と私の元に来て、耳元で
「借り物競争...がんばれよ」
と言ってきた。
な、なっ...
「...ん?なに赤くなってんの?由樹。」
「っ別に?」
「?」
心葉と彩葵は頭の上にはてなマークをのせているだろう...
だって、あたしだって
混乱してるんだから!!
急に...み、耳元であんなことを...
ズルい...

