バカの日常

バイト2日目。


「...あの。しつこいです。」

「いいじゃん?彼氏いるとかそんなこと関係ないからさ?内緒にしとくし」



何でこんなことに...

あたしは今...絶賛口説かれ中。


こいつは昨日の茶髪。

よほど、あたしを気に入ったのか
それとも自分を断ったのが
嫌だったのか

まぁなんにせよ...営業妨害にかわりはないから

一旦裏に出てもらったんだけど...それを勘違いしたのか

こんな状況に...


今、店が混む時間なのに...はぁ...


早く終わらせないと


「あの。ほんとに迷惑です。彼氏がいるって言ってますよね。」

「彼氏?そんなのどうでもいいよ。」

「よくないです。ほんとに。」

「...あのさぁ、いい加減照れるのやめてくれないかな?」


は?

照れる?誰がどこで?

まさかとは思うけど

あたしが?


...勘違いも大概にしぃや!!

と大阪のヤクザの姐さん風にどなりつけたい気持ちを抑えて

ニコッと笑った。


そしてそれをまた!!!勘違いして


「じゃあ、俺、君が仕事終わるまで待ってるよ...いいこと...しに行こうか?」


「...あの。」


「ん?」




































「あたし、こう見えて男ですよ」





「は...?え...は!?ちょ、は!?ふざけんなよ!クソが!!」



クソ?てめぇだろうが。
何のためにあたしがこんな嘘付かなきゃいけないんだっつーの!


もう一度ニコッと笑うと


相手は怒りで顔を真っ赤にして

どこかに帰っていった。


めでたしめでたし