「はぁ……」
「はぁぁぁぁぁ……」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
一番上から心葉、彩葵、あたし。
なんでこんなに長い溜息が出るかというと……
そう!地獄の期末テスト!!!
勉強マジで今回できなかったぁぁぁぁぁ!!
まず、こんな問題が出る時点で終わってるぅぅぅぅぅぅうー!!
「彩葵...今回マジでヤバイかも...うん。なんて言うか...お母さんに...怒鳴られる...」
「え、怒鳴られるだけならまだいいじゃん...正義の鉄拳...いや、地獄行きの鉄拳を食らってみなよ...2、3日は動けないかな」
「由樹のお母さん怖!」
「心葉は余裕そうで何よりですわ。おほほほほほほほほ。」
「え?私も今回はやばいから。ていうかいつもやばいから。」
ほら。こうやって安心感を与え、テスト返却時に奈落の底へ突き落とす気だわ。
「心葉の脳とあたしの脳を取替えたい。切実に。物理的に。」
「物理的に!?怖いわ!!!」
やっだなぁ。冗談よ、じょ、う、だ、ん♡♡
「...お前ら...HR中に余裕だな。」
「あ、先生いたの?」
「彩葵、気づかなかったぁ!」
「...すみません。先生。」
テヘペロ♡♡

