バカの日常


「はぁっ...はぁ」


よし

逃げ切った...!!


て、いうか...どこまで走ってきたんだろ...もうすぐでチャイムなるのに...


「あれ...森崎...さん?」

「あ」


あ、有原...さん...


「あ、えっと、こんなところでどうしたの?」

「あぁ...ちょっとしたサバイバルを」


そう答えると

え?

とした顔になって

「...ふふ...あははは!森崎さんってやっぱり面白いね!」

「え...そう?ていうか、有原さんこそ、どうしたの?」

「...なんでもないの。」


...いや、何でもないって顔じゃないだろ...

「そっか...教室隣だし、一緒に行こ?」

「うん!」







「...なので...」



ただ今、5時間目なう、なんですが

さっきの話がずっと引っかかってる...


なんで、図書室前にいたんだろう...

それに...あのいけ好かない先生との関係...

なにか弱み...?

どんな弱み?

じつは男の子でした☆とか?

いや、真面目に考えろあたし!

真面目な脳になれ!

あ、それは無理かぁ。元からバカだから♡

て、何考えてんだ...



「...森崎。俺の授業はそんなに頭を抱えるくらい、むずかしいか?」

「え?...あ、いえ。そんなわけないじゃないですかぁ」

「おっし。じゃあこの問題といてみろ。3秒で」

「それは無理です!!」