浩哉が戻ってくると
「つかれた。やっていてくれよー」
「いや、歩いていけばいいものを走っていった浩哉が悪い」
「はぁー。しょうがねぇな」
しょうがなく無いでしょ!
と言いたいところを抑えて
花壇の水やりを始めた。
「はぁっ...もう終わりだよな?」
「多分...?」
「じゃあ、帰ろうぜ」
「あ、じゃああたし、片付けてくるから。また明日〜」
「マジ?いや、でもここで女子にやらせたら紳士じゃないからな...俺が行こう」
「...またカッコつけてるし...ぶはっ...」
「おう!じゃ行ってくる!」
また全力ダッシュで...
懲りないなぁ
ていうか、これって先に帰ってもいい...の?
いや、なんか、先に帰ったら
悪い気がするな...
でもわざわざ待ってて
ウザがられない?
て...何考えてんだあたし...
校門前で少し後ろを振り向くと
浩哉が歩いてきていた。
「...ありがとう。」
「え?あぁうん」
「じゃ、また明日〜」
「おー」
こんな何気ない会話が好きだなぁ
告白...したいけど...
...振られちゃったからね。前に
ピロリン
その時メールが来た
From:彩葵
To:由樹
Re:うふふ
ねぇ。さっきなにかなかった?なんかそんな予感がよぎった。
なにがあった?
あと、明日の朝、宿題見せて。
やる気を学校に忘れたようです☆
と、言うわけで〜
PS,只今、トイレの前なぅ。あ、大丈夫。
トイレをしに来たわけじゃないです☆
ただ歩いてただけですよ☆
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なんだろう...
どうしてあたしはシリアスな感じでは
終われないんだろー

