バカの日常




「ね、ねぇ。私、好きな人ができたかも...」


そう突然告げた

心葉。



「えぇ!!だれだれ??同じクラス??別?先輩?後輩?」

「そんな質問攻めするなって彩葵。ほら、心葉が馬鹿みたいに赤くなってるじゃん」

「は!?赤くないし!てかバカだけどバカっていうな!」


うわ。バカって認めた。
ほんとはバカじゃないのに。
嫌味だわぁー


「はいはい!話をそらさない!」

「...まぁ...先輩...かな」


言った瞬間に

ボンっ

てくらいに顔が真っ赤になった!

これは...おもしろいかも


彩葵もそう思ったのか

二人揃って


にやっと笑った。


「ねぇねぇ?何部の先輩なの?やっぱテニス?」

「その先輩の名前は?かっこいい?」

「喋ったことあるの?かっこいい?」

「2年生?3年生?かっこいい?」


めっちゃ質問攻めにしてたら

「...もう!!ひとつひとつにして!!てか二人ともかっこいいかばっか聞かないでよ...」



ちぇ。

だってかっこいいかは重要でしょ?

心葉にとってどの部分がカッコイイとか聞いておかないと!

あとでからかえないでしょ!?


「...まぁ、テニス部の先輩。3年生の。な、名前は...宏哉先輩...。メールでなら喋ったことある...かっこいい。」

「おぉ!!てか、誰だろうその先輩。テニス部男子にそんな人いたっけ?」

「いるよ!」

「彩葵もテニス部だけど見たこたなーい!」

「ちょ、それは見とかないとダメでしょー。ていうか宏哉くん?あたし、知ってるよ」



そうなんです。知ってるんです。

何故って?

兄の友達だからです。


「え!?知ってるの!?」

「うん」

「彼女っているかな!?」

「いない」

「...そっか!」



あからさまにホッとした心葉。

それを見た彩葵が


「おっと?彼女に立候補かなぁー?さっすがー!やるねー!」


「ひゅーひゅー」

「いや!そんな...」


てか


「彩葵って彼氏いたよね?それはどうなったの?」

「そ、そうだよ!そっちの話を聞きたいよ!」

「え?彩葵?彩葵は全然、ぜっこーちょうー!ラブラブだし♡」


のろけやがったこいつ。


「いいなぁ!彼氏ってかっこいいの?」

「かっこいいよー!」

「へぇ。」



何その反応...って膨れる彩葵。


だってのろけられても困る。


「あ、あたし!頑張ってみる!」

「彩葵も応援する!」

「がんばれ。」

「うん!」